展示物ガイド・タイトル

4120 電磁波スケール

Scale of Electromagnetic Waves


電磁波スケールの写真電磁波スケール

電磁波にはその波長が地球の直径より長いものから原子核よりはるかに短いものまでさまざまな波長のものが連続して存在しています。これらは波長域ごとに性質が異なり、それぞれ電波、赤外線、光(可視光線)、紫外線、エックス線、ガンマ線などと名前がつけられています。これらの電磁波を波長の順にならべたものが電磁波スケールです。

電波、赤外線、エックス線といった区分は、波長ではっきり分けられているわけではなく、となりあった部分の性質はよく似ています。各電磁波の境界がななめに切られているのはそのためです。

電磁波スケールを見て、それぞれの電磁波の波長がどれほどか、またどんな性質があるか調べてみましょう。


電磁波の進む速さ

電磁波の進む速さは、どの電磁波もすべて1秒間におよそ30万kmです。電波も光も進む速さは変わりません。


波長と周波数

波の山と山、谷と谷のあいだの長さを波長といいます。また、波が1秒間に振動する回数を周波数といいます。周波数の単位として「ヘルツ(Hz)」が使われています。1秒間に1回振動する波は1ヘルツ(Hz)、1000回振動する波は1キロヘルツ(KHz) です。FM横浜の出す電波は84.7メガヘルツ(MHz) で、1秒間に8470万回も振動しています。

波長の長い波は周波数が低く、波長の短い波は周波数が高くなっています。波長、周波数、電磁波の進む速さにはつぎの関係があります。

波長×周波数=電磁波の進む速さ(30万km/秒)

 

科学館ホームページ

展示室あんない(フレームなしはこちら

展示物ガイド

利用あんない