展示物ガイド

4130 光のスペクトル

Light Spectrum


光のスペクトルの写真ためしてみよう

ヘリウム管、水素管、ネオン管、アルゴン管、カドミウム灯、蛍光灯、水銀灯、電球の8種類のランプがあります。それぞれのランプを分光器をとおして見てみましょう。

それぞれのランプの上についている写真とおなじように虹色の帯や色のついた細い線が見られます。


なぜだろう

いろいろな物質にエネルギーをあたえると物質特有の光を出します。この光を分光器をとおして見ると、それぞれことなる光のスペクトルを見ることができます。電球や蛍光灯では赤から紫まで連続した光の帯が見られますが、水素やヘリウム、水銀灯などでは特定の波長の光しか出さないため、これらが何本かの細い線となって見られます。


放電管

ガラスの管に低圧の金属蒸気やガスを封入し、高い電圧をかけると放電をおこします。中のガスの種類によってさまざまな色の光を出します。この光を照明灯などに利用しています。


分光器

光をスペクトルに分解する装置を分光器といいます。ここには2種類の分光器があります。筒状のものは中にプリズムが入っていて、光の屈折を利用して分光します。メガネ状のものは表面に目に見えない細かい溝がたくさんきざまれた回折格子(グレーティング)とよばれるガラス板で光の回折という性質を利用して分光します。プリズムの分光ではスペクトル像はひとつですが、回折格子による分光では光源の左右にくりかえし像が現れます。


星のスペクトル

宇宙からやってくるわずかな星の光でも分光してスペクトルを調べると、その星にどんな元素がどんな割合で存在するかがわかります。

 

 

 

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