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４３２０ 赤外線カメラ |
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●ためしてみよう
正面の黒い丸窓を見てみましょう。肉眼では窓の向こうを見ることができませんが、このカメラではどう見えるでしょうか。
このカメラで見ると窓のむこうに“はくちょう座”の絵があることがわかります。窓のむこうに人がいればその動作を見わけることもできます。
これは暗視カメラとよばれる赤外線を見るカメラです。カメラの前についている赤外線投光器で赤外線をものにあてて反射してきた赤外線をとらえています。
黒い窓は可視光線は吸収しますが、赤外線は透過してしまうので、カメラからでた赤外線は窓のむこうのものに反射して再びカメラにとらえられます。
このカメラでは温度の高いものや光を反射するものほど明るく見えます。暗闇で照明をあてずにものを観察したり、火災現場で煙のむこうのようすをしらべたりするのに役立っています。
赤外線カメラの前でテレビのリモコンを操作するとリモコンから赤外線の信号がでているのがわかります。赤外線は可視光線より直進性がよく散らばりにくいので電波を使わない有視界通信に使われています。
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