４４４０　カラーシャドー

Colored Shadows

赤、緑、青の３色のライトの前に立ってスクリーンを見てみましょう。自分の影がどんな色になるでしょうか。

ライトの前になにもないときはスクリーンは白く見えますが、人が立つとスクリーンにいろいろな色の影ができます。

赤、緑、青、の３色の光が重なると、スクリーンは白くなります。赤い光をさえぎると緑と青の組合わせで青緑（シアン）が、緑の光をさえぎると赤と青の組合わせでむらさき（マゼンタ）が、青い光をさえぎると赤と緑の組合わせで黄色ができます。また、赤と緑をさえぎると青が、赤と青をさえぎると緑が、青と緑をさえぎると赤があらわれます。３つの光をすべてさえぎると光のあたらない黒い影ができます。　赤、緑、青の光の組合わせではこのように８つの色を作ることができます。さらに、３つの色の明るさを調節すると無限の色を作ることができます。カラーテレビではこの原理を応用して自然に近い色を再現しています。

赤、緑、青の３色を「光の３原色」といいます。

光のように色を重ね合わせるほど明るくなる色の混ぜ方を加色混合法といいます。これに対し、絵の具の場合は色を混ぜるほど暗くなるので減色混合法といいます。

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