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5140 地球外生命探査

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地球外生命探査の写真E.T.はいるか

広大な宇宙には、はたして人間と同じような文明をもった知的生命<E.T.>はいるのでしょうか。人類はこれまで、電波望遠鏡を使って宇宙人からの信号をキャッチする試みの他、地球から宇宙人に向けて電波を発信したり、宇宙のはてへ向かう探査機に宇宙人へのメッセージをのせて送り出すなど、さまざまな方法で地球外生命の探査を行なってきました。

 


図・宇宙人へのメッセージオズマ計画

1960年、アメリカのフランク・ドレーク博士らによって、初めての電波による地球外生命探査「オズマ計画」が行なわれました。エリダヌス座イプシロンとクジラ座のタウという太陽とほぼ同じ大きさと年令をもった2つの星を調べましたが、残念ながら宇宙人が発したと思われる電波はとらえることができませんでした。このあとも多くの星を電波望遠鏡で調べていますが、今のところ宇宙人からの電波をとらえることができていません。


地球外へのメッセージ

図・宇宙人へのメッセージ1974年、アメリカのカール・セーガン博士らにより30万個の星が集まった球状星団M13に向けて、アレシボの電波望遠鏡から1679のパルス信号で宇宙人あてのメッセージが送られました。信号を横23、縦73のます目にならべると図のようなパターンになるように工夫されています。この電波がM13にとどくのに2万3500年かかります。地球外知的生命探査には、気が遠くなるほど長い時間がかかります。われわれの文明が日常的に送り出している強力なテレビ電波も同じように宇宙にとびだし、すでに数十光年のかなたまでとどいていることになります。

 

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