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5222 太陽からの距離

Distance from the Sun


「太陽からの距離」の写真太陽からの距離

太陽系の惑星には太陽から近い順に第1惑星から第9惑星までの番号が付けられています。太陽にもっとも近い第1惑星は水星で、太陽からおよそ5800万kmの距離にあります。地球は太陽系第3惑星で太陽から3番目の位置にあります。太陽からもっとも遠い第9惑星は冥王星で、太陽から平均でおよそ59億km離れています。
図・惑星の軌道図しかしながら冥王星の軌道は惑星のなかではもっともつぶれたダ円であり、1979年から1999年までの20年間は冥王星が海王星の軌道の内側に入りこんでいるため現在は第8惑星の海王星がもっとも太陽から離れたところにあります。


ボーデの法則

ドイツの科学者ティティウスは、当時知られていた太陽系の6つの惑星(水・金・地・火・木・土)の太陽からの距離が簡単な数列であらわすことができることを発見しました。土星から太陽までの距離を100とすると各惑星の太陽からの距離は水星:4、金星:7、地球:10、火星:16、木星:52となります。これらの距離は0、3、6、12、(24)、48、96・・・というように2倍ずつ増えていく数列に、それぞれ4を加えてできる数列にうまく合います。1772年に後のベルリンの天文台長となるボーデが天文書のなかでこの関係を紹介したのでボーデの法則とよばれるようになりました。後に発見される天王星も96×2+4=196に近い軌道をもっていました。また、この数列では火星と木星の間の28の数字がぬけており、この位置に未知の惑星があるように思われます。これに相当するのが後になって発見された小惑星群と考えることができます。


天文単位

長さを表す単位で、地球から太陽までの平均距離(地球の公転軌道半径:約1億5000万km)を1としています。太陽系の天体の距離を表すときに使われます。

 

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