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3200 空間体験
Extent Awareness


空間体験

宇宙空間は、重力がきわめて小さく、真空で、放射線がとびかっていたり、太陽の光が当たる所とそうでない所では極端に温度が異なるなど、あらゆる点で地表の様子とは異なっています。また、ひとことで宇宙といっても何もない宇宙空間と太陽や惑星など天体の近くでは状況は大きく変わります。これら条件の異なる空間では物の動きや状態も変わります。

ここでは、無重量空間でのボールの動きや、気流中でのボールに働く力など、ふだんと違った空間での力や運動についてコンピュータやさまざまな装置を使って体験してみましょう。


無重量状態

地球の周りを回っている人工衛星の中で、地球の引力と回転による遠心力がつりあうと、すべての物の重さがゼロになってしまいます。また、月・地球系のラグランジュ・ポイントと呼ばれる宇宙空間の特別な場所では、月と地球の重力がつりあうために初めから物の重さがありません。このような状態を無重量状態といいます。無重量状態では物を支える力は必要なく、重い物でもわずかな力で動き出し、液体もその粘性と表面張力で玉になって空中に浮かんでしまいます。無重量状態は無重力状態ともいわれますが、重力がなくなるわけではないので、無重量という表現が適当です。


このグループの展示物

3211 エアシューター
3212 風の力くらべ
3220 ストリームボール
3230 エアパーク
3240 エアテーブル

 

 

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