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4300 赤外線 |
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波長が可視光より長くマイクロ波より短い、0.7 〜100μm(マイクロメートル:100 万分の1m)位の電磁波を赤外線とよんでいます。このうち赤い光に近い、波長の短いものを近赤外線、波長の長いものを遠赤外線とよんでいます。
赤外線は太陽の光、電球の光、そのほか物を熱したときに出る光に含まれています。熱作用があるので熱線ともよばれています。太陽の光や電球の光(白色光)をプリズムで分光すると赤から紫までの光の帯(スペクトル)ができますが、赤外線は赤い色のさらに外側に存在し、この部分は赤外線の熱作用で可視光線の部分よりも温度が高くなります。
赤外線は空気を透過しますが水やガラスは通りにくく吸収されてしまいます。赤外線は人間の目で見ることはできませんが、特殊な感光材料を使って観測したり、写真にうつしたりすることができます。