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5100 宇宙の広がり |
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宇宙はいったいどこまで続いているのでしょう。
私たち人類は、太古のむかしから大空を仰いでは太陽や星に思いをはせ、想像をめぐらしてさまざまな世界観や宇宙像を描いてきました。神様の創造物とされてきたその宇宙も、望遠鏡の発明や物理学、天文学の発達によって多くの謎が解かれ、今ではその宇宙に飛び出して宇宙から地球を見ることさえできるようになりました。
それでもまだまだ宇宙には分からないこと、謎がいっぱいです。宇宙のはてはどうなっているのか、はたして宇宙人はいるのか。
ここでは、宇宙のはかりしれないスケールの大きさにふれながら、私たちの太陽系、そして広い宇宙のどこかにいるかもしれない宇宙人について考えてみることにしましょう。
宇宙はたいへん広いので惑星や恒星の距離を表すのに私たちが日常使っているメートルやキロメートルを使って表したのでは桁数が多くなってしまいます。そこで太陽系内の距離を表す単位として地球と太陽との距離約1億5000万キロメートルを1とした「天文単位」が生まれました。恒星までの距離となると天文単位でもまだ桁数が多くなります。そこで光が1年間に進む距離を1光年と定め、恒星の距離は光年で表すことにしました。
1光年=6万3200天文単位=9兆4600億キロメートル
太陽から最も遠い惑星・冥王星までの距離は40天文単位、最も近い恒星(プロキシマケンタウリ)までの距離は約4.22光年、銀河系の直径はおよそ10万光年です。
■このグループの展示物
5110 宇宙地図
5120 光学望遠鏡
5130 宇宙通信
5140 地球外生命探査